「幸福な人は,自分が幸福なだけでなく,他人を幸福にする。・・・だから,私はみんなに幸福になってほしいし,幸福になる努力をしてほしいと思う」(『街場のマンガ論』,内田樹,小学館)
○機嫌のいい人が,周りの人たちから好かれやすいだけでなく,周りの人たちをも機嫌よくさせる傾向があるのとは反対に,不機嫌な人は,周りの人たりから嫌われやすいだけでなく,周りの人たちをも不機嫌にさせる傾向があります。その意味で,不機嫌であるということは,一種の迷惑行為,社会人としてのマナー違反と言えます。誰もが機嫌よく気顔で暮らせるような社会を実現するためにも,まずは自らが機嫌よく笑顔で暮らすことを心掛けたいものです。同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく笑顔で暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ちを忘れ,常に不満(怒りの火種)を抱えながら不機嫌にしかめっ面で暮らしている人もいることからも分かるように,機嫌よく笑顔で暮らすのも不機嫌にしかめっ面で暮らすのも,最終的には本人の心の持ち方次第なのですから。(7)関連