実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1352】

「功徳(くどく)の蔵を持った賢者は/貴い格言を集める。」,「賢者は格言を理解するが/愚者はそのかぎりではない。」,「賢者は格言に飽きることはない。」,「格言であれば子供からでも/賢者は喜んで受け入れる。」(『サキャ格言集』,今枝由郎訳,岩波書店

 

 

○人生の真理は,諺(ことわざ)や格言や名言といった簡単明瞭(単純明快)な形で,いつでも私たちの目の前に開示されています。しかし,私たちは,それらを軽視したり(私たちは,単純明快なものを軽んじやすく,複雑難解なものを意味もなく重んじがちです。),それらに感情的に反発したりしがちであり(私たちは,自分の考え方や生き方と矛盾する考え方や生き方を毛嫌いしがちです。),人生の真理になかなか辿(たど)り着くことができません。私たちが,それらの重要性に気付き,それらを素直に受け入れられるようになるのは,多くの場合,失敗や過ちや試行錯誤を何度も繰り返し,紆余曲折(うよきょくせつ)を経た後ですが,人生は短く,しかも,たった一度きりなのですから,人生の真理を体得し,実り多い幸せな人生を送れるようになるためにも,真理を真理であると見抜き,見分けられるだけの眼力(見識)を,人生のできる限り早い時期に身に付けたいものです。少なくとも,諺や格言や名言といったものを軽んじたり,毛嫌いしたりする姿勢だけは,早急に改めたいものです。(後書き)関連