実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1279】

「君を好きな人と同じ数だけ,君を嫌いな人がいる。そう思っていれば,間違いないだろう。」(『14歳の君へ』,池田晶子毎日新聞出版

 

 

○「出る杭(くい)は打たれる」とも言うように,称賛されたり,脚光を浴びたりすることが多くなれば多くなるなるほど,誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)されたり,罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせられたりすることも多くなるのが世の常です。人間は誰しも,肯定的な側面(長所や美点や強みなど)と否定的な側面(短所や欠点や弱みなど)の両面を兼ね備えているわけですから,称賛されるだけなどということは絶対にありません。したがって,心の平安を乱されることなく自分が好きなことに打ち込みたい,そのことを通じて自分の可能性を十分に花開かせ,思い残すことのない充実した人生を送りたいと望むのであれば,なるべく目立たないように(脚光を浴びないように)慎み深く控え目に生きるのが,最も賢明な生き方と言えるのではないでしょうか。そもそも,他者からの評価など,そのほとんどは噂(うわさ)の域を出ず,ちょっとしたことですぐに手のひら返しに変わってしまうような無責任でいい加減なものなのですから,毀誉褒貶(きよほうへん)に一喜一憂する必要など,まったくありません。むしろ,私たちは,毀誉褒貶に対する鈍感さや図太さをこそ身に付けるべきです。他者からの評価など余り気にせず,自分が好きなことに打ち込むことや,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を前進し続けることや,自分が本当に納得することのできる(自分に恥じることのない)生き方を貫き通すことなどにこそ,気持ちを集中し,力を注ぎたいものです。(3)(9)(11)(13)(14)(17)関連