実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1175】

「機嫌がよいこと,丁寧なこと,親切なこと,寛大なこと,等々,幸福は常に外に現れる。・・・鳥の歌うが如くおのずから外に現われて他の人を幸福にするものが真の幸福である。」(『人生論ノート』,三木清,新潮社)

 

 

○自分は不幸であると思い込んでいる人間は,他者の幸せを妬み,他者の不幸を喜ぶ傾向があり,実際,幸せそうに見える他者の足を引っ張ろうとしたり,そのような他者を自分と同じような不幸な状況に巻き込もうとしたりしがちです。他方,幸せな人生を送ることができている人間は,他者の幸せを願い,喜び,他者の不幸を悲しむ傾向があり,実際,生きる喜びや幸せをできる限り他者と分かち合おうとしますし,不幸な状況に陥っている他者に対しては積極的に手助けをしようとします。私たちは,自分が幸せだからこそ,自分の幸せのみならず他者の幸せをも願い,喜び,他者の不幸を悲しみ,他者と仲良く助け合ったり,自分の幸せを他者と分かち合ったりすることができるのですから,幸せであることは,真っ当な社会人であることを望む人間にとっての義務とさえ言えるのではないでしょうか。たった一度きりの人生に大きな悔いを残さないようにするためにも,他者と競い合って社会的(世俗的)な成功を収めることなどにではなく,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送ることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(前書き)(2)(3)(7)(10)(16)関連