「たとえ不治の病の床にあっても,天を恨み泣き暮らすか,周囲に感謝して余生を充実させるか,それは自分で決めることができる。」,「それ自体を変えることはできなくても,それをどのような気持ちで受け取り,どのような意味づけをするか,は常に私たちの選択に委ねられています。」,「現実を受け入れ,そこにポジティブな意味を見つけていく。それは誰にでもできることなのです。健全な人は万人が苦しいと思う場面でもそこから何かを学びます。そして感謝できることを見つけます。」(『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』,小倉広,ダイヤモンド社)
○同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ち忘れ,常に不満を抱えながら不機嫌に暮らしている人もいます。要するに,人間の幸不幸は境遇によって決まるのではなく,その境遇をどのように受け止めるのか,その境遇をどのような心構え心がけで生きるのかによって決まるということです。どのような人生を送るかは,自分次第ということです。自分の境遇を呪ったり,嘆き悲しんだりしている暇があるなら,たとえどのような逆境にあろうとも,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らせるように,自分の心の持ち方を変えることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。心の目を雲らせることなく,幸せに対する感度を高めることさえできるなら,たとえどのような逆境にあろうとも,私たちはきっと,無限と言ってもいいほどの生きる喜びや幸せを自分の人生に見いだせるようになるはずです。(前書き)(1)(2)(7)(9)(15)関連