実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1065】

「罪を犯すのは人間的だが,いつまでも罪を犯し続けるのは悪魔的だ。(雄弁家の聖ヨハネ)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○失敗や過ちを犯さない人間はいません。人間なら誰でも失敗や過ちを犯します。また,失敗や過ちは,私たちが人間的に成長(成熟)・向上するための糧になり得ます。ただし,失敗や過ちが人間的な成長・向上の糧になるのは,失敗や責任を素直に認め,その責任を潔く引き受けた場合に限ります。失敗や過ちを否認したり,誤魔化したり,その責任を他者や社会に押し付けようとしたりしている限り,失敗や過ちから学べることは何もなく,失敗や過ちが私たちの人間的な成長(成熟)・向上の糧になるということはあり得ません。必然的に,同じような失敗や過ちを何度も無反省に繰り返すことになってしまいます。なお,善意や熱意に基づく行動は,たとえそれが間違った行動(例えば,体罰のような行動)であったとしても,自分は善いことをやっている(相手のためにやっている)という意識が強すぎるため,当事者はその間違いになかなか気づくことができせん。その結果,無反省に何度も繰り返されたり,どこまでもエスカレートされてしまったりしがちです。「地獄への道は善意で敷き詰められている」とも言いますので,善意や熱意に基づいて何かを行おうとする際には,そのような危険性があるということを,くれぐれも忘れないよにしたいものです。(12)(17)関連