実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1039】

「この世には昔から,「不必要な富を望まない」という選択肢だってある」(『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない』,橋本治集英社

 

○「お金がすべて」の世の中においては,金儲(もう)けの上手い人間(お金をたくさん稼ぐ人間)こそが,生きている価値の高い偉い人間であり,人生の勝者であるとされます。逆に,金儲けの下手な人間(お金を余り稼げない人間)などは,生きている価値の低い駄目な人間であり,人生の敗者以外の何者でもありません。しかし,一昔前の日本には,「不必要な(必要以上の)富は望まない」という生き方(考え方)を価値のある生き方であるとする伝統が,確かに存在していました。そして,そのような伝統の下で,経済的には貧しくても幸せな人生を送っている人たちが,いくらでも存在していました。近年における社会の進歩・発展や生活水準の向上には目を見張るものがありますが,私たちは,一昔前のそのような日本人に比べ,本当に幸せになったと言えるでしょうか。むしろ,不幸になっているのではないでしょうか。金儲けの上手い人間こそが人生の勝者であるなどといったデマに基づく迷信から早く目を覚まし,生きていく上において(生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送る上において)本当に大切なものは何かということについて,改めて真剣に考えてみる必要があるのではないでしょうか。(1)(2)(4)(6)(10)(14)(20)(21)関連