実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 976】

「われよく人を愛せば,人またわれを愛す。(伊藤仁斎)」(『もういちど読む 山川倫理』,小寺聡編,山川出版社

 

○ほとんどの場合,私たちが他者に対して敵対的・排他的な態度を示せば,他者も私たちに対して敵対的・排他的な態度を示しますが,私たちが他者に対して友好的・協調的な態度を示せば,他者も私たちに対して友好的・協調的な態度を示してくれるものです。これが普通の人間関係なのではないでしょうか。人間関係はお互い様です。どちらか一方だけが悪い,どちらか一方だけが善いなどということは,滅多にありません。私たちは他者の支えや助けがなければ生きていられず,その意味で私たちと他者は本来一体なのですから,他者を敵視したり,他者の不幸を願ったり,喜んだりするようなことはやめ,仲良く助け合ったり,幸せを分かち合ったりすることをこそ,心がけたいものです。「情けは人の為(ため)ならず」と言うように,他者を大切にし,他者を益する行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分を益することにつながってくるはずです。逆に,「人を呪わば穴二つ」と言うように,他者を蔑(ないがし)ろにし,他者を害する行動は,回り回っていつかは必ず自分を蔑ろにし,自分を害することにつながってくるはずです。(11)(17)(19)関連