実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 870】

「過去数十年の間に,極度の貧困,戦争の犠牲者,小児死亡率,犯罪,飢饉,児童労働,自然災害による死,飛行機墜落事故はすべて,急激に減少した。わたしたちはかつてないほど豊かで,安全で,健全な時代に生きている。」(『希望の歴史』,ルトガー・ブレグマン,野中香方子訳,文藝春秋

 

○私たちが暮らしている社会は,人類史上最も豊かで安全で便利な社会と言えます。そのような社会で暮らせることを,私たちはなぜ心から喜んだり,感謝したりすることができないのでしょうか。そのような社会で暮らしながら,私たちはなぜ不平不満ばかりを募らせてしまうのでしょうか。そのような恵まれた社会で暮らせることを当たり前と思い,感謝する気持ちを忘れてしまうからこそ,私たちは不平不満ばかりを募らせてしまうのではないでしょうか。そして,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのではないでしょうか。このような心の持ち方を改めない限り,私たちは,社会が今後さらにどれだけ豊かで安全で便利になったところで,幸せになること(不幸な状況から抜け出すこと)は難しいのではないでしょうか。社会のさらなる繁栄や,生活水準のさらなる向上に努めることも大切なことであるとは思いますが,それ以上に大切なことは,私たち自身が自分の心の持ち方を改めることなのではないでしょうか。心の持ち方を改め,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うことなく,その有り難さに気づき,心から感謝できるようになることなのではないでしょうか。そのためにも,まずは,必要以上に欲張ることをやめ,自分の欲望を減らすことによって,望むらくは,できる限り無欲に近づくことによって,たとえそれが「最低限度」のものであったとしても,現在の自分の暮らしに満足できるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(7)(11)関連