実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 870】

「過去数十年の間に,極度の貧困,戦争の犠牲者,小児死亡率,犯罪,飢饉,児童労働,自然災害による死,飛行機墜落事故はすべて,急激に減少した。わたしたちはかつてないほど豊かで,安全で,健全な時代に生きている。」(『希望の歴史』,ルトガー・ブレグマン,野中香方子訳,文藝春秋

 

○私たちが暮らしている社会は,人類史上最も豊かで安全で便利な社会と言えます。そのような社会で暮らせることを,私たちはなぜ心から喜んだり,感謝したりすることができないのでしょうか。そのような社会で暮らしながら,私たちはなぜ不平不満ばかりを募らせてしまうのでしょうか。そのような恵まれた社会で暮らせることを当たり前と思い,感謝する気持ちを忘れてしまうからこそ,私たちは不平不満ばかりを募らせてしまうのではないでしょうか。そして,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのではないでしょうか。このような心の持ち方を改めない限り,私たちは,社会が今後さらにどれだけ豊かで安全で便利になったところで,幸せになること(不幸な状況から抜け出すこと)は難しいのではないでしょうか。社会のさらなる繁栄や,生活水準のさらなる向上に努めることも大切なことであるとは思いますが,それ以上に大切なことは,私たち自身が自分の心の持ち方を改めることなのではないでしょうか。心の持ち方を改め,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うことなく,その有り難さに気づき,心から感謝できるようになることなのではないでしょうか。そのためにも,まずは,必要以上に欲張ることをやめ,自分の欲望を減らすことによって,望むらくは,できる限り無欲に近づくことによって,たとえそれが「最低限度」のものであったとしても,現在の自分の暮らしに満足できるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(7)(11)関連