実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 612】

「毎日見慣れていた景色の中に,違うものが見えてきた。」(『人は変われる』,高橋和巳,三五館)

 

○同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らしている人もいれば,その境遇に満足することができず,常に不満を抱えながら不機嫌に暮らしている人もいるように,人間の幸不幸は,境遇によって決まるのではなく,境遇をどのように受け止めるかによって決まります。境遇に変化がなくても,境遇の受け止め方さえ変われば,その境遇はまったく違ったものに見えてくる(感じられる)でしょうし,その結果,その境遇に満足できるようになるなら,それまでは常に不満を抱えながら不機嫌に暮らしていた人も,常に満ち足りた気持ちで機嫌良く暮らすことが可能になります。例えば,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づき,心から感謝できるようになり,「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」と実感できるようになるなら,きっと境遇の受け止め方は大きく変わり,私たちは,たとえどのような境遇にあろうとも,その境遇に満足し,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく暮らせるようになるはずです。そもそも,境遇を自分の思い通りにすることなど絶対にできないのですから,私たちは,境遇を変えることにではなく,境遇の受け止め方を変えることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。(7)関連