「挑戦して失敗した人を「自己責任」と見捨てる社会より，その挑戦を称えつつ「失敗の責任をシェア（リスクシェア）」するケレケレ社会（何でもみんなで共有し，助け合う文化）に，私なら住みたいと思います。」（『世界でいちばん幸せな国フィジーの 世界でいちばん非常識な幸福論』，永崎裕麻，いろは出版）
○私たちは，他者の支えや助けがなければ生きていけず，私たちと他者は一体なのですから，他者を競争相手（敵）と見なして足を引っ張り合ったり，「自己責任」であるとして不幸な状況にある他者を簡単に見捨ててしまうような生き方ではなく，他者を仲間（味方）と見なして仲良く助け合ったり，幸せを分かち合ったり（自分の幸せのみならず，他者の幸せをも願い，喜び，不幸な状況にある他者に対しては当然の務めとして支援・協力の手を差し伸べたり）するような生き方こそが，人間として自然で真っ当な生き方と言えるのではないでしょうか。そのような生き方，そのような生き方をする人間が多数を占める社会を実現するためにも，私たちの人生は数知れぬ他者の直接的・間接的な支えや助けによってこそ成り立っているという事実を，しっかり心に刻み，忘れないようにしたいものです。（２０２０年１２月２９日）（３）（４）（６）（10）（11）（17）（18）（19）（20）関連
