実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 308】

「進歩に対する迷信が,退歩しつつあるものをも進歩と誤解し,時にはそれが人間だけではなく生きとし生けるものを絶滅にさえ向かわしめつつあるのではないかと思うことがある。・・・進歩のかげに退歩しつつあるものを見定めてゆくことこそ,われわれに課されている,もっとも重要な課題ではないかと思う」(『忘れられた日本人』,宮本常一岩波書店

 

○慢心すれば,柔軟性や向上心を失い,そこで成長や進歩は止まってしまいます。そして,自分では成長し,進歩しているつもりでいても,やがては現状維持することさえ難しくなってしまい,退行し,退歩する一方となってしまいます。したがって,成長し続けたい,進歩し続けたいと本気で願うなら,何歳になっても初心を忘れることなく,謙虚さを保ち続ける必要があります。また,何かを得るということは何かを失うということであり,成長や進歩といったものも,何かを犠牲にした上でしか成り立ち得ないものなのですから,成長や進歩を求めて決断し,行動するに当たっては,自分は何を得るために何を失おうとしているのか,という自覚だけは常に持っていたいものです。(2020年12月30日)(11)(12)関連