実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を築いているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志というものがあるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!                                                   *なお,このブログの内容のほとんどは,電子書籍(Kindle版『実り多い幸せな人生を送るために』)の形で御覧になることもできます。

【実り多い幸せな人生に関する名言 41】

「賢者ソクラテスは,いっさいの余分なもの,つまり飢えをしのぐためではなくて食道楽に耽(ふけ)るための食物を自ら節制し,弟子たちにもそうするように説いた。・・・けっして飽食することなく,まだもっと食べたいくらいのときに食卓を去るようにすすめた。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯欲望を満たすことは自然なことであり,私たちが生きていくためにも最低限の欲望は満たされなければなりませんが,人間の欲望は放っておけば際限なく肥大化する傾向があり,欲望の肥大化に意識的に歯止めをかけない限り,満ち足りるということが難しくなってしまいます。そして,その結果,ますます多くのものを欲しがるようになり,必然的にますます満ち足りない気持ち募らせるようになり,挙げ句の果てには,自分は不幸であると錯覚するようにさえなってしまいます。幸せであるためには足るを知ることが欠かせませんが,足るを知るためには(他者に強制されてではなく)自分の意志で欲望の肥大化に歯止めをかける必要があります。欲望の肥大化を自制できるようになるためにも,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に噛(か)み締めつつ,日頃から節制を心がけるようにしたいものです。(2020年3月31日)