「失敗の最たるものは,なにひとつそれを自覚しないことである。(カーライル)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)
◯失敗や過ちを失敗や過ちと自覚することができない限り,それらからは何も学ぶことができません。私たちは失敗や過ちを通じてこそ多くの大切なことを学ぶのであり,自分を人間的に成長させ続けたいと願うのであれば,いったん立ち止まって経験を振り返り,自分の失敗や過ちを素直に認めた上で経験を認識にまで高め,経験から学んだことを忘れないように心がける自省的で謙虚な姿勢が欠かせないのではないでしょうか。(2020年3月30日)