○日本人は他者からの評価を過度に気にしやすい国民であると言われていますが,他者からの評価など,そのほとんどは噂(うわさ)の域を出ず,ちょっとしたことですぐに手のひら返しに変わってしまうような無責任でいい加減なものです。そんなものを気にして,右往左往したり,自分の信念を捻(ね)じ曲げてしまったりすることほど馬鹿らしいことはないのではないでしょうか。命は儚(はかな)く,人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることにできるチャンスは,たった一度きりなのですから,他者からの評価など気にせず,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ,そこに見いだした自分なりの目標や理想に向かって自分が進むべき道を自分の歩幅で一歩ずつ前進し続けること(そのことを通じて,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせるとともに,多少なりとも他者や社会の役に立つこと)や,自分の信念や自分が本当に納得することのできる(自分に恥じることのない)生き方を貫き通すことなどにこそ,気持ちを集中し,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。他者の評価を気にする余り,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ損なってしまったり,諦めてしまったり,自分が信じる目標や理想(自分が進むべき道)を見失ってしまったり,自分が進むべき道を前進し続けることを後回し(先延ばし)にしてしまったりしたとしたら,たった一度きりの人生に大きな悔いを残すことになるに違いありません。(前書き)(2)(4)(8)(11)(13)(14)関連