実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 805】

「身を傷つけるより,心を苦しめる方が人を深く傷つける。病もその多くは心から発する。・・・身体症状の多くが心のしわざだということをわきまえておかねばならぬ。」(『徒然草(日本文学全集07所収)』,内田樹訳,河出書房新社

 

○心無い一言が,相手の心を取り返しがつかないくらいに深く傷つけてしまうこともあります。「己の欲せざるところは人に施す勿(なか)れ」というのが,人間としての,また,社会人としての最低限のルールなのですから,他者を否定したり,非難したりするような発言は,極力控えるべきであると思います。たとえ相手に非があってとしても,「罪を憎んで人を憎まず」という精神を決して忘れることなく,鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てたり,正義を振りかざして不寛容に責め立てたりするようなことは,やめるべきであると思います(厳しく非難するだけでは,相手の反省や成長・更生を促すこともできません。相手の反省や成長・更生を,かえって阻害してしまう危険性さえあります。)。人間が犯す失敗や過ちのほとんどは,誰もが犯す可能性のあるものばかりであり,他者を不寛容に責め立てるということは,いつか自分も他者から不寛容に責め立てらるということに他ならないのですから。(3)(11)(17)関連