○私たちの命は,人体や自然や宇宙の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きによって守られているのであり,また,私たちの人生は,直接的なものも間接的なものも含め,数知れぬ他者の支えや助けによって成り立っているのですから,たとえどのようなことがあろうとも,自然や他者などに対する感謝の気持ちを忘れてはいけないのだと思います。しかし,人生の主人公はあくまでも自分なのですから,自分の人生を自分の努力によって主体的に切り開いていこうとする意志(覚悟)だけは,決して失わないようにしたいものです。すなわち,自分の人生を運命任せ,他者任せにするのではなく,したがって,人生が行き詰まってしまったような場合でも,それを運命や他者のせいにして泣き言や恨み言を言うのではなく,人生が行き詰まってしまったことの原因や責任は自分にある(自分にもある)と考え,自分(自分の考え方や生き方や心の持ち方など)を変えることや,自分にできること(自分の意志や努力次第で実現可能なこと)一つ一つに全力で取り組むことなどによって人生の行き詰まりを打開することをこそ,心がけたいものです。(前書き)(6)(9)(11)(13)(14)(15)(20)関連