「どこに行こうとしているのかがわかっていなければ,どの道を通ってもどこにも行けない。(ヘンリー・キッシンジャー)」(『教養としての世界の名言365』,佐藤優,宝島社)
○自分が信じることのできる高い目標や理想を持っていればこそ,自分が進むべき道を見失うことなく,すなわち,道に迷ったり,道を踏み外したりすることなく,何歳になっても自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けることができるのではないでしょうか。自分なりの高い目標や理想を持てるようになるまでは,当面の目標に到達すべく,あるいは,当面の必要に迫られて努力することになるのでしょうが,それでは人生の指針(自分が目指すべき方向性)は定まらず,せっかくの努力もその場限り,その場しのぎのものになってしまいがちであり,自分を人間的に成長・向上させることにはなかなかつながっていかないのではないでしょうか。自分が進むべき道を明らかにし,日々の努力が自分を人間的に成長・向上させることにつながっていくようにするためにも,人生に自分が信じることのできる高い目標や理想を見いだせるようになりたいものです。(2020年12月31日)(13)関連