実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1595】

「頭のいい馬鹿ほどはた迷惑な馬鹿はいない。」(『ラ・ロシュフコー箴言集』,二宮フサ訳,岩波書店

 

 

○物事を深く知れば知るほど,それに伴って分からないことも増えてくるため,発言は慎重になり,態度は控え目になっていくのが普通です。しかし,小賢(こざか)しい人間(自分は無知であるという自覚を欠いている慢心した人間)は,物事を浅くしか知らないにもかかわらず(物事を浅くしか知らないがゆえに),生半可な知識を得て何でも知っているつもりになっているため,黙っていることが難しく,自分の知識をひけらかそうとし,何にでも尊大な態度で余計な口を差し挟んできます(その発言者が有名人である場合には,その軽率な発言に注目が集まり,一時的には多数の賛同者を得る場合もあります。)。その結果,議論は混乱し,収拾のつかない不毛なものになってしまいがちです。慢心し,他者や社会に多大な迷惑を掛けないようにするためにも,自分は無知であるという自覚を失わないようにしたいものです。少なくとも,人間は自惚れやすい(慢心しやすい)生き物であるという自覚だけは常に持っていたいものです。(12)(14)(17)関連