実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1197】

「ただ,心安らかに,静かに生きていきたい,それだけだ。」(『方丈記(日本文学全集07所収)』,高橋源一郎訳,河出書房新社

 

 

○財産や地位や権力や名声などに執着すれば,必然的に他者と競い合わざるを得なくなるとともに,大抵の場合,自分で自分を不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心理状態に追い込む結果になってしまいます。また,他者と競い合い,運よく財産や地位や権力や名声などを手に入れられたとしても,「出る杭(くい)は打たれる」とも言うように,称賛されたり,脚光を浴びたりする機会が増えれば増えるほど,誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)されたり,罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせられたりする機会も増えるのが世の常です。心の平安を乱されことなく,他者とも仲良く助け合いながら,心安らかな人生を送りたいと望むのであれば,財産や地位や権力や名声などに対する執着は捨て,なるべく目立たないように控え目に生きるのが賢明なのではないでしょうか。他者との勝負や他者からの評価など余り気にせず,自分が好きなことに打ち込み,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を自分の歩幅で一歩ずつ前進し続けることにこそ(そのことを通じて,自分の可能性を十分に花開かせるとともに多少なりとも他者や社会の役に立てるようになり,思い残すことのない充実した有益な人生を送れるようになることにこそ),気持ちを集中し,力を注ぐのが賢明なのではないでしょうか。(1)(4)(6)(10)(11)(13)(14)関連