実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 353】

「禅の教えは自力の修行による悟りをめざすが,その自力とはおのれの力を誇る高慢な心ではない。むしろ,そのような我執を捨て,すべての人にそなわる仏性に目覚め,それを発揮する力を意味する。」(『もういちど読む 山川倫理』,小寺聡編,山川出版社

 

○人間の幸不幸は,本人の心の持ち方次第であり(自分は幸せであると実感できるなら,たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような不運に見舞われようとも,その人は確かに幸せなのですから。),心の持ち方次第で誰でも幸せになれるのですから,幸せになるために,他者と競い合ったり,他者とパイを奪い合ったりする必要など,まったくありません。むしろ,私たちは他者の支えや助けがなければ生きていられず(現代社会において,完全に自給自足できている人など,一人もいないのではないでしょうか。),その意味で,私たちと他者は本来一体なのですから,私たちは,自分の幸せのみならず他者の幸せをも願い,喜ぶべきであり(他者の不幸を悲しむべきであり),他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合うような生き方こそが,人間として,また,社会人として,自然で真っ当な生き方と言えるのではないでしょうか。不幸な状況にある他者が幸せになるための手助けをすることも,見返りや報酬を期待しながら,あるいは,優越感を味わいながら行うようなことではなく,人間としての当然の務めとして,むしろ,多少の負い目(手助けをする相手より自分の方が境遇や幸運に恵まれていたことなどに対する負い目)を感じながら慎み深く行うべきことであると思います。(1)(7)(11)(17)(19)(20)関連