実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 586】

「どんなにすぐれた天才であれ,すべてを自分自身のおかげだと思うとしたら,それ以上進歩はできないだろう(ゲーテ)」(『ゲゲゲのゲーテ』,水木しげる双葉社

 

○自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けるためには(そのことを通じて,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせるとともに,多少なりとも他者や社会の役に立つためには),常に謙虚に学び続ける必要がありますが,自分の狭い経験から学べることには限界があります。したがって,広く他者の経験から学ぶということが絶対に欠かせません。特に,「古典」と呼ばれるような,人類の経験や英知の精髄・結晶とも言える良書を愛読・熟読・精読することは,非常に貴重な学びの機会になり得ます。「思いて学ばざれば即ち殆(あや)うし」とも言うように,広く他者の経験から学ぶことをやめてしまえば,そこで成長や向上は止まってしまい,独善に陥るとともに,あとは退歩・退行し(未熟な状態に逆戻りし),堕落する一方になってしまいます。たとえ何歳になろうとも,たとえどれだけたくさんの経験を積もうとも,謙虚に他者の経験から学ぶという姿勢を失わないようにしたいものです。(12)関連