「もしも彼らが君の何かを盗んだとして/それはくだらないものだよ/返して貰(もら)うまでもない筈(はず)/なぜなら価値は生命(いのち)に従って付いている/ほらね君には富が溢(あふ)れている」(「ありあまる富」,椎名林檎)
○生きているということは,よくよく考えてみれば一つの奇跡です。世の中に,これ以上の奇跡があるでしょうか。生きているということは,心から感謝すべきことなのであり,私たちは本来,生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。このことに気づくことさえできれば,私たちは誰もが幸せになれるはずです。幸せになるために,特別な幸運に恵まれる必要などありませんし,ましてや財産や地位や権力や名声などを手に入れる必要などまったくありません。当然のことながら,幸せに定員などなく,幸せになるために他者を競争相手(敵)と見なして先を争ったり,席を奪い合ったりする必要などありませんし,自分から手放さない限り,私たちの幸せを奪い取ることなど誰にもできません。(2021年6月29日)(1)関連