実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 64】

「自らを不遇と推断するほど,その身を不遇にするものはない。(セネカ)」(『座右の銘』,「座右の銘」研究会編,里文出版)

 

◯自分は不幸であると思い込んでいる人間は,やけを起こしては道を踏み外しやすく,また,他者の幸せを妬んだり,被害感を募らせて他者を恨んだりしては他者をも不幸な状況に巻き込もうとしてしまいがちです。そして,そのような有害無益な生き方を通じて自分自身をますます不幸な孤立無援の状況に追い込み,そこから抜け出せなくなってしまいがちです。そのような状況から本気で抜け出したいと望むのであれば,自分は不幸であるとの思い込みから目を覚ます必要があるのではないでしょうか。自分がいまここでこうして生きていられることの有り難さをじっくりと噛(か)み締め,感謝する気持ちを胸いっぱいに思い出し,どのような境遇にあろうとも生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになる必要があるのではないでしょうか。(2020年4月23日)