実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1291】

「図に乗ればかならず足をすくわれる,反動がくる」(『世に棲む日日』,司馬遼太郎文藝春秋

 

 

○人間は自惚(うぬぼ)れやすく,自分を過大評価しがちです。したがって,「策士策に溺れる」,「泳ぎ上手は川で死ぬ」などとも言うように,得意になって調子に乗れば,必ず足をすくわれ,後で大きな痛手を被ることになります。人間は自惚れやすい生き物であるということを十分に自覚し,特に,自分が得意としていることについては,調子に乗り過ぎることがないよう,くれぐれも用心したいものです。また,他者から褒められることが多くなればなるほど,他者から貶(けな)されることも多くなるのが世の常です。心の平安を乱されることなく自分が好きなことに打ち込みたい(自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を前進し続けることを通じて,自分の可能性を十分に花開かせ,思い残すことのない充実した人生を送りたい)と望むのであれば,なるべく目立たないように慎み深く控え目に生きるのが賢明であると思います。他者から褒められるような事態に至ってしまったとしても,決して調子に乗ることなく(調子に乗れば,他者から妬まれたり,誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)されたり,罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせられたりするなどの反動が必ず生じます。),むしろ,一段と気を引き締めて慎み深く控え目に生きることを心がけるのが賢明であると思います。

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