実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 813】

「現象と真理はもとより別のものではない。外側を正しく整えておけば,内側もいずれは熟す。」(『徒然草(日本文学全集07所収)』,内田樹訳,河出書房新社

 

○生まれ付きの善人,生まれ付きの悪人などというものはいません。完全な善人,完全な悪人などというものもいません。誰の心の中にも,善人と悪人が同居しています。どのような善人の心の中にも悪人は住んでいますし,どのような悪人の心の中にも善人は住んでいます。善人の真似(まね)をして,死ぬまで善人として振る舞い続けるなら,その人は善人と呼ばれ,悪人の真似をして,死ぬまで悪人として振る舞い続けるなら,その人は悪人と呼ばれるというだけのことです。善人として生きるのか,それとも悪人として生きるのか,それを最終的に決めるのは本人です。自分にとって本当に得をする幸せな生き方は,どちらなのか。その判断を,くれぐれも間違わないようにしたいものです。たとえどのような逆境にあったとしても,たとえどのような不運に見舞われたとしても,くれぐれも自暴自棄になって間違った生き方(みすみす自分が損をするような不幸な生き方)を選択をしないようにしたいものです。(17)関連