実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 730】

「何ものによっても奪われず,壊されない,そういう心のありようを幸福と呼ぶのである。」(『ローマの哲人 セネカの言葉』,中野孝次岩波書店

 

○たとえどのような逆境にあったとしても,自分は幸せであると心の底から思えるのなら,その人は確かに幸せなのですから(逆に,たとえどのような順境にあったとしても,自分は幸せであると心の底から思えないのなら,その人は確かに幸せではないのですから),人間の幸不幸を最終的に決めるのは,境遇ではなく,心の持ち方ということになります。したがって,幸せな人生を送りたいと本気で願うのであれば,境遇を変えることにではなく,どのような境遇にあろうとも幸せであり続けられるように自分の心の持ち方を変えることにこそ,関心を払い,力を注ぐ必要があります。「生きてるだけで丸儲(まるもう)け」(さんま)と心の底から思えるようになるなら,私たちはきっと,たとえどのような逆境にあったとしても,たとえどのような不運に見舞われたとしても,幸せであり続けることが可能になるはずです。そして,そのようにして得られた幸せは(自分の心の持ち方によってもたらされた幸せは),自分から手放さない限り,きっと何者によっても奪い取られたり,破壊されたりすることはないはずです。(前書き)(1)(6)(7)(9)(15)関連