実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 626】

「いかに多くの男や女が,あまりにたくさんの欲求を覚えて,簡素な生活に甘んじることができなかったばかりに,次第次第に不徳義なことまでするようになったことでしょう。」(『簡素な生活』,シャルル・ヴァグネル,大塚幸男訳・祖田修監修,講談社

 

○人間の欲望には切りがなく,放って置けば肥大化する一方になってしまいがちです。したがって,自分の欲望に強い意志を持って意識的にブレーキを掛け,その肥大化を抑えない限り,私たちはいつまでたっても自分の人生に満足することができず,常に不満を抱えたまま,自分の欲望に追い立てられ,振り回され続けることになってしまいます。たとえどれだけ贅沢(ぜいたく)な暮らしを手に入れたところで,心が満ち足りるということはなく,すぐ飽き足りなくなり,より贅沢な暮らしを追い求め続けることになってしまいます。そして,いつしか拝金主義に染まり,金の亡者になり,金銭以外の価値が分からなくなるとともに,金に目を暗ませて平気で道を踏み外すようにさえなってしまいます。そのような不幸な状況に陥らないようにするためにも,たとえどれだけ質素なつましい暮らしであったとしても,常に満ち足りた気持ちで自分の人生を送れるように(普通のつましい暮らしに幸せを感じながら,正道を歩み続けられるように),自分の欲望の肥大化を放置することなく,自分の欲望にブレーキを掛け,その肥大化を適切に抑えられるようになりたいものです。(4)(6)(20)関連