実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 95】

「喜びをもって生きるために最も大事なことは,人生は喜びのために与えられたと信ずることである。もしも喜びが終わったならば,自分はどこで間違ったのだろう,と反省するがよい。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯私たちには生まれ付き幸せであるための条件がすべて備わっているのであり,誰の人生にも幸せはぎっしり詰まっているのだと思います。要は,そのことを信じられるか否か,そのことに気づけるか否かだと思います。生きる喜びに満ちた幸せな人生を送りたいと本気で願うのであれば,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに感謝しつつ足るを知ることによって(自分がどれだけ多くのものを持っているのかということに目覚め,自分が持っているものだけで満足できるようになることによって),自分がすでに十分に幸であることに気づけるようになる必要があるのではないでしょうか。無い物ねだりをしているだけでは(自分が持っていないものばかりを数え上げて不平不満を募らせているだけでは),いつまでたっても自分が幸せであることに気づくことは難しいように思います。(2020年5月24日)