実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1083】

「生まれたときから,人生の目標は決まっていた。できるだけ多くのものを手に入れて,できるだけ幸せになることだ。そういう人生を幸せと言うのだと教えられ,疑いなく生きてきた。」,「この時代に生まれ育って,他の人より多くを手に入れる人が成功者で,何も手に入れられない人を失敗者だと思ってきた。だから成功者になるぞっていうのが,小さい頃からの人生の目標だったけど・・・それは取りも直さず,『誰よりも多くを手に入れられる人にならなきゃ』ということだったよ。それが当たり前だと思って,疑ったことなんて一度もなかった。でも,そんな幸せ,求めてはいけないのかもしれない。」(『運転者』,喜多川泰,ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

 

○私たちは,他者と競い合って社会的(世俗的)な成功を収め,他者より多くの物やお金を手に入れなければ幸せになれないと勘違いしがちですが,他者より多くの物やお金を手に入れたからといって,幸せな人生が送れる保証など,どこにもありません。必要以上にたくさんの物やお金を持っているのに不幸な人生を送っている人はいくらでもいますし,逆に,必要最小限の物やお金しか持っていないのに幸せな人生を送っている人もいくらでもいます。むしろ,社会的な成功に執着すればするほど,自分を不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心理状態に追い込んでしまう危険性は高まり,幸せな人生からは遠ざかってしまうのが普通なのではないでしょうか。たった一度きりの人生に大きな悔いを残さないようにするためにも,社会的な成功を収めなければ幸せになれないなどといったデマを鵜呑(うの)みにしたり,そのようなデマに踊らされたりすることなく,必要以上にたくさんの物やお金を手に入れることにではなく,必要最小限の物やお金でも満足できるように(普通のつましい生活に生きる喜びや幸せを感じられるように)自分の心の持ち方を変えることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(前書き)(1)(4)(6)(7)(10)(14)(20)(21)関連