実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

足るを知るとともに自分の人生に自分なりの目標や理想を見いだすことの大切さ。

 私たちは,自分の人生に満足できていないからこそ,また,自分が進むべき道が定まっていないからこそ,他者と足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするようになってしまうのですから,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合うためには,数知れぬ他者の直接的又は間接的な支えや助けがあればこそ私たちは生きていられるのだという事実を正しく認識した上で(もちろん,私たちもきっと,仕事などを通じて直接的又は間接的に他者の支えや助けになっているはずです。),常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるように自分の心の持ち方を変えること(自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,足るを知るとともに幸せに対する感度を高め,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになること)とともに,人生の指針を明確化すべく,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ,そこに自分が信じることのできるの自分なりの目標や理想を見いだし,それらを見失わないようにすることが重要であると思います。足るを知り,自分の人生に満足できている人や,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を邁進(まいしん)している人にとっては,自分と他者を比較することや他者との勝負に勝つことなど,きっとどうでもいいことであるに違いありません。