実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 910】

「妄(みだ)りに人を評する勿(なか)れ。・・・まして,又聞き噂(うわさ)などいう,薄弱なる土台の上に,設けられたる批評をや。」(「愚見数則」(『学生諸君!』所収),夏目漱石,光文社)

 

○他者の批評をするのは,自分が偉くなったように感じられて楽しいかも知れませんが,心無い一言が,取り返しがつかないくらいに深く相手の心を傷つけてしまうこともあります。特に,大きな影響力を持っている人間が他者を批評した場合には,多くの人間が賛同し,その傷をさらに深いものにしてしまう危険性があります。したがって,大きな影響力を持っている人間は,軽々しく他者の批評をすべきではないと思いますし,批評するなら,できる限り他者の肯定的な側面についての批評をすべきであると思います。ほとんど影響力を持っていない人間であっても,他者の否定的な側面についての批評は,できる限り控えるべきであると思いますし,どうしても否定的な批評をせざるを得ないときには,正確な情報に基づいて行うべきであることは当然のこととして,こちらの愛情や真心が相手に伝わるような形で,また,相手が受け入れやすい形で,その伝え方や表現の仕方に細心の注意を払いながら行うべきであると思います。でなければ,こちらの言葉が相手の心に届くことはなく,相手の人間的な成長や更生につながらないばかりか,こちらに対する反発を,あるいは,他罰的(他責的)・悲観的・自棄的な傾向を強めさせるだけの結果に終わってしまう可能性が高いと思うからです。(3)(14)(17)関連