実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 909】

「威張る勿(なか)れ。諂(へつら)う勿れ。・・・徳あるものは威張らずとも人これを敬い,諂わずとも人これを愛す。」(「愚見数則」(『学生諸君!』所収),夏目漱石,光文社)

 

○他者との勝ち負けにこだわる人間は,自分が勝ったと思っては威張り,自分が負けたと思っては卑屈になりがちです。しかし,他者との勝負など,しょせんは「団栗(どんぐり)の背比べ」であるに過ぎませんし,人間は本来生きてるだけで大きな価値があるのであり(生きているということは,それほどまでに価値のある,奇跡的な出来事・現象です。),他者に勝とうが負けようが,その価値に変わりはありません。さらに言えば,私たちは他者と支え合い,助け合ってこそ生きていられるのであり,その意味で私たちと他者は一体なのですから,本来は勝ちも負けもないはずです。他者との勝ち負けなどという詰まらないことにこだわることなく,自分が本当にやりたいと思える好きなことを見つけ,そこに見いだした自分なりの目標や理想に向かって自分が進むべき道を自分の歩幅で一歩ずつ前進し続けることにこそ(そのことを通じて,自分の可能性を十分に花開かせ,実を結ばせるとともに,多少なりとの他者や社会の役に立つことにこそ),限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。その方が,よほど充実した有益な人生を送れるはずです。(11)(13)(14)(18)関連