実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 906】

「ただわかったばかりで実地に応用せねば,凡(すべ)ての学問は徒労なり。昼寝をしている方がよし。」(「愚見数則」(『学生諸君!』所収),夏目漱石,光文社)

 

○この世の中には膨大な知識が蓄えられており,しかも,そのほとんどが,万人に対して常に開かれています。私たちは,そのような知的には非常に恵まれた世の中で生活しているわけですが,たくさんの知識を頭に詰め込んだり,クラウドに溜(た)め込んだりするだけでは意味がありません。知識は,実生活に取り入れられ,日々の生活に役立てられてこそ意味があります。真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るためにも,たくさんの知識を行き当たりばったりに(何の目的意識もないままに)頭に詰め込むことにではなく,膨大な知識の中から自分にとって本当に必要な知識を見極め,取捨選択し,その知識を「生活の知恵」としてしっかり身に付けることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(前書き)(12)(後書き)関連