実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 898】

「今日の日を楽しめ。(ホラティウス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○私たちは現在にしか生きられないのであり,幸せであるというのは,過去や未来ではなく現在が幸せであるということです。したがって,現在を,今この瞬間を疎(おろそ)かにし,上の空で生きている人間が,幸せな人生を送れるはずがありません。生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいと望むのであれば,今この瞬間を決して疎かにすることなく,常に心を込めて今この瞬間を生き,今この瞬間を楽しみ,細部に至るまで丁寧に今この瞬間を味わい尽くせるようになる必要があるのではないでしょうか。そのためにも,私たちは,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致しつつ,命が儚(はかな)いものであるということを常に念頭に置きながら生活する必要があると思いますし,過去(記憶・後悔など)や未来(想像・不安など)に心を奪われたり,他者との勝負や他者からの評価に気を散らしたり,氾濫する雑多な情報に心を惑わされたり,雑事に忙殺されたりして「心ここに在らず」という状態に陥ってしまわないように,細心の注意を払いながら生活する必要があると思います。(8)関連