実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 898】

「今日の日を楽しめ。(ホラティウス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○私たちは現在にしか生きられないのであり,幸せであるというのは,過去や未来ではなく現在が幸せであるということです。したがって,現在を,今この瞬間を疎(おろそ)かにし,上の空で生きている人間が,幸せな人生を送れるはずがありません。生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいと望むのであれば,今この瞬間を決して疎かにすることなく,常に心を込めて今この瞬間を生き,今この瞬間を楽しみ,細部に至るまで丁寧に今この瞬間を味わい尽くせるようになる必要があるのではないでしょうか。そのためにも,私たちは,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致しつつ,命が儚(はかな)いものであるということを常に念頭に置きながら生活する必要があると思いますし,過去(記憶・後悔など)や未来(想像・不安など)に心を奪われたり,他者との勝負や他者からの評価に気を散らしたり,氾濫する雑多な情報に心を惑わされたり,雑事に忙殺されたりして「心ここに在らず」という状態に陥ってしまわないように,細心の注意を払いながら生活する必要があると思います。(8)関連