実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 869】

「それは(「ミーン・ワールド・シンドローム」とは),マスメディアの暴力的なコンテンツに繰り返しさらされたせいで,世界を実際より危険だと信じ込んでしまうことだ。症状は,冷笑的(シニカル)な考え方,人間不信,悲観的な見方である。」(『希望の歴史』,ルトガー・ブレグマン,野中香方子訳,文藝春秋

 

○そもそも,生き物には本来,危険を回避して生き延びるべく,自分の生存を脅かすような出来事や情報に注意を向けやすく,それらを記憶にとどめやすい性向がありますが,事件や事故や災害などの悲劇的な出来事に焦点を当てて報道する傾向のあるマスメディアの影響もあり,私たちはどうしても,世の中の否定的(リスク的)な側面にばかり目を向けてしまいがちです。しかし,私たちは,この世の中を肯定的に捉えられればこそ,すなわち,人間を信じたり,人生に明るい展望を持ったりすることができればこそ,この世の中で生きていることや,この世の中に生まれてきたことに,喜びや幸せを感じることができるのですから,この世の中を否定的に捉えるようになってしまったら,この世の中で生きていることや,この世の中に生まれてきたことに,喜びや幸せを感じることができなくなってしまいます。生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいと望むのであれば,私たちは何としてでも,世の中の肯定的な側面にも広く目を向け(心構えや心がけとしては,世の中の肯定的な側面にこそ積極的かつ意識的に目を向け),この世の中を肯定的に捉えられるようになる必要があるのではないでしょうか。(9)関連