実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 796】

「狩猟採集時代は,人類史の最初にして最長の時代である。この時代に,人類史の基盤が築かれた。」,「狩猟採集民は,食物,住居,着衣として必要な資源を採取する。・・・たいていは,環境を変更することなしにすませる。」(『ビッグヒストリー入門』,デヴィッド・クリスチャン,渡辺政隆訳,WAVE出版)

 

○贅沢(ぜいたく)さえ言わなければ,衣食住を確保することは,それほど難しいことではないのではないでしょうか(大昔から人間がしてきたことなのですから。)。特に,現在の日本においては。しかし,贅沢を言えば(欲を張れば)切りがなく,たとえどれだけ多く物を手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。常に不満を抱えたまま,他者(あるいは,他国)とパイを奪い合う形でより多くの物(必要以上の物まで)を追い求め続け,結果的には,自然環境に取り返しがつかないほどの大きな負荷をかけることにもなってしまいます。他者との間に,敵対的な関係ではなく,友好的・協調的な関係を築けるようになるためにも,自然環境にかける負荷をできる限り少なくし,持続可能な社会を実現するためにも,私たちは,贅沢な生活を見直し(欲張ることをやめ),より多くの物を手に入れようとするのではなく,たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物だけで満足できるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(20)関連