実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 743】

「与えた者は与えたことを覚えておくべきではなく,受け取った者は受け取ったことを忘れるべきではない。」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○私たちは,人類史上最も豊かで安全で便利な社会で生活していますが,このような社会で生活している,人間は独りでは(孤立無援の状態では)生きていられないということを,ついつい忘れてしまいがちです。しかし,実際には,私たちは,数知れぬ他者の直接的・間接的な支えや助けがあればこそ生きていられるのであり,私たちが生きていられるのは他者のおかげなのですから(さらに言えば,私たちが好きなこと打ち込むことができるのも,その他のことを他者が分担・負担してくれているおかげです。),たとえどのようなことがあったとしても他者に対する感謝の気持ちを忘れはいけませんし,困っている他者や苦しんでいる他者に対しては,人間としての当然の務めとして,自分にできる限りの手助けをすべきであると思います。なお,改めて言うまでもなく,他者に対する手助けは,優越感を味わいながら,あるいは,何らかの見返りや報酬を期待しながら行うようなことではありません。当たり前のこととして,むしろ,自分の方が境遇や幸運に恵まれていることなどでの負い目を感じながら慎み深く行うべきことであると思います。(11)(14)(19)関連