実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 718】

「食い物がないのは悲惨だが,あり余るほどあっても人を幸福にするわけではない。ありがたいと感謝して食う心のあるかないかが問題なのだ。」(『ローマの哲人 セネカの言葉』,中野孝次岩波書店

 

○私たちは物やお金に執着しがちですが,本当のことを言えば,必要最小限に多少上乗せした程度の物やお金があれば,それで十分なのではないでしょうか。他者より多くの物やお金を持っているからといって,その分,他者より幸せになれるわけではありません。むしろ,物やお金に執着すればするほど,それらが手に入らないことでの不平不満ばかりを募らせる結果になりやすく,幸せ(幸せであること)からは遠ざかってしまうのが常です。本当に大切なことは,必要以上に多くの物やお金を手に入れることではなく,たとえ必要最小限の物やお金しか持っていなかったとしても,自分がそれらの物やお金を持っていることの有り難さに気づき,心から感謝できるようになることなのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づき,心から感謝できるようになるなら,私たちはきっと,それ以上に欲張ることが恥ずかしくなるはずです。(1)(2)(4)(6)(7)(10)(14)(20)関連