実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 702】

「大麦の粥か大麦のパンをひとかけ,それに水というのは,あまり楽しい食事とはいえないが,人間にもっとも強烈な楽しみを与えるのは,そんなものからでも楽しみを見いだせる能力なのである。(セネカ)」(『欲望について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○心の目を曇らせることなく,幸せに対する感度を磨き続けるなら,私たちは,いつしか,普通の平凡な人生にさえ生きる喜びや幸せを無限に見いだせるようになり,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるのではないでしょうか。逆に,心の目を曇らせてしまったり,幸せに対する感度を磨くことを怠ったりするなら,私たちは,どれだけ恵まれた境遇にあろうとも,自分の人生に生きる喜びや幸せを見いだすことは難しく,むしろ,不平不満ばかりを募らせては,自分は不幸であるなどと思い込んでしまうようになる危険性さえあるのではないでしょうか。生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいと本気で願うのであれば,恵まれた境遇を手に入れることにではなく,肥大化された欲望やデマに基づく迷信などによって心の目を曇らせないことや,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,幸せに対する感度を磨き続けることにこそ,関心を払い,力を注ぎたいものです。(前書き)(1)(4)(6)(7)(8)(9)(15)(20)関連