実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 685】

「君は,まだ自分より前にほかの人が考えたり,みつけたりしたこと以外に,何一つみつけたこともなければ,考えたこともない。またもし何か新しいものがみつかったら,それを天の贈物と考えて,ほかの人にもわけなければいけない。」(『音楽と音楽家』,シューマン吉田秀和訳,岩波書店

 

○人間は自らの経験から様々なことを学びますが,自分一人の狭い経験から学べることには限界があります。それ以上のことを学び,自らを成長(成熟)・向上させ続けたいと願うのであれば,より広く,他者の経験や他者が自らの経験から学んだことなどからも学ぶ必要があります。特に,人類の経験や英知の精髄・結晶とも言える古典などの良書を愛読・熟読・精読することは,非常に貴重な学びの機会になり得ます。人類がここまで進歩・発展できたのも,私たちの祖先が,自らの経験のみならず,他者の経験などからも学び続け,その成果を他者が利用できる形で蓄積し続けてくれたからこそです。私たちが様々なことを広く深く学べるのも,また,このような豊かで安全で便利な社会で暮らすことができているのも,先人・後人を問わず,他者のお陰なのですから,他者に対する感謝の気持ちを忘れないようにするとともに,自らが学んだ結果についても,独り占めにするのではなく,できる限り誰もが利用しやすい形で社会に還元していきたいものです。(11)(12)(後書き)関連