実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 638】

「「お父や,おっ母には,迷惑ばかけてしまうべな」・・・「親に迷惑かけるのが子どもだべ,なも,気にしねえでええ。・・・」」(『邂逅(かいこう)の森』,熊谷達也文藝春秋

 

○他者の幸せを妬んだり,他者の不幸を喜んだりするような人でさえ,自分の子供の幸せを妬んだり,自分の子供の不幸を喜んだりするようなことは,めったにありません。普通の親なら,自分の子供が幸せであることをこそ願い,喜び,自分の子供が不幸であることを悲しむものです。子供と親は,基本的には一心同体であり,子供が喜べば親も喜び(子供が悲しめば親も悲しみ),子供が幸せなら親も幸せな気持ちになる(子供が不幸なら親も不幸な気持ちになる)というのが普通です。したがって,子供に対する親の無償の(何ら見返りを求めない)愛情や振る舞いは,一見すると自己犠牲的なものに映ることもありますが,必ずしも自己犠牲的なものではないということになります。子供は遠慮することなく親に甘えたいだけ甘えればいいのであって,その代わり,自分が親になった暁には,自分の子供を思う存分に甘えさせてあげればいいのではないでしょうか(もちろん,子供が不幸になるような甘えさせ方は避けるべきですが。)。(16)関連