「不機嫌なときや不幸なとき,私たちは直感のきらめきを失ってしまう。」,「ご機嫌だと直感が冴え,創造性が一段と発揮される」(『ファスト&スロー』,ダニエル・カーネマン,村井章子,早川書房)
○人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物ですが,心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能なのではないでしょうか。常に不満を抱えながら不機嫌に(常にいらいらしながら,しかめっ面で)暮らしている人は,きっと心の目が曇っているのだと思います。心の目が曇っていれば,あるがままの現実を見ることができず,世の中にうまく適応できずに孤立してしまうとともに,本当に大切なものを見失ってしまう可能性さえあります。世の中にうまく適応し,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合って生きていくためにも,また,本当に大切なものを見失わないようにするためにも,心の目を曇らせないように細心の注意を払いたいものです。欲望や間違った思い込みなどによって心の目を曇らせさえしなければ,私たちはきっと,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく(常に心安らかに笑顔で)暮らすことができるはずです。(前書き)(1)(4)(6)(7)(14)関連