実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 610】

「多くの親は理想の子ども像を仕立て上げ,自分の子どもをその理想の子どもから減点して見る。そのようなことをやめ,ただ生きている,ありのままの子どもを受け入れれば,どんな子どもも加点法で見ることができるようになる。」(『幸福の哲学』,岸見一郎,講談社

 

○生きているということは一つの奇跡であり,ただ生きているというだけで十分に値打ちのあることです。他者に勝とうが負けようが,世間に評価されようがされまいが,その値打ちに変わりはありません。命の目方はみんな同じです。人間は生きているだけで十分に価値があるのであり,生きている人間の間に存在価値の差などあり得ません。したがって,大人たちは,子供たちをあるがままに受け入れ,その価値を認めてあげればいいのであって,子供たち同志に優劣を競わせたり,自分たちの物差しで子供たちを評価したりすることは極力控えるべきであると思います。むしろ,自分たちの生き様を通して,真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな生き方の手本を見せてあげることこそが,未来を担う子供たちに対する大人たちの務めなのではないでしょうか。「子供は親の背中を見て育つ」と言います。子供たちを自分たちの思い通りに支配・管理しようとすることにではなく,子供たちの良い見本になれるように,自分たちの生き方をより善いものにすることにこそ,関心を払い,力を注ぎたいものです。(14)(20)関連