実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 585】

「誰も死がどういうものかを経験したことがない以上,それが悪であるかどうかは断言することはできない。」(『幸福の哲学』,岸見一郎,講談社

 

○死があるからこそ生きる喜びがあるのであり,生きる喜びがあるからこそ,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに感謝したり,自分がこの世の中に生まれてこれたことに幸せを感じたりすることができるのですから,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るためにも,私たちは常に,命の儚(はかな)さや人生の短さを念頭に置きながら生活する必要があるのではないでしょうか。もちろん,誰も体験したことがない以上,本物の死がどういうものかということは誰にも分からないわけですから(死を否定的・悲劇的なものとして捉えること自体が間違っている可能性も否定はできません。),死を闇雲に恐れる必要はなく,生きている間は悔いが残らないように人生を大いに楽しみ,死が訪れた際には,それを泰然自若と受け止め,これまで生きてこれたことやこの世の中に生まれてこれたことに対する感謝の気持ちを新たにしつつ人生の幕を閉じればいいだけの話であるとは思いますが。(8)(9)関連