実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 584】

「生活の中でのささやかな満足にこそ幸福は見出せる」,「日常生活でささやかな幸福を感じられる瞬間を持てることは,人類の偉業と並ぶほどの奇蹟(きせき)といってよい出来事なのだ」(『幸福の哲学』,岸見一郎,講談社

 

○幸せになるために,幸運や才能や環境に恵まれたり,人が羨むような社会的成功を手に入れたりする必要はありません。幸せになるために一番大切なことは,普通の平凡な人生にさえ生きる喜びや幸せを無限に見いだせるようになるということ,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるということなのではないでしょうか。生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,私たちはきっと,たとえどのような逆境にあろうとも,幸せであり続けることが可能になるはずです。人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物ですが,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして幸せに対する感度を高め,磨き続けることによって,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せ(そのほとんどは,「ささやかな幸せ」,「小さな幸せ」などと呼ばれるものですが。)を人生に見いだせるようになりたいものです。(1)(6)(7)(8)関連