実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 566】

「食べ物は,飢えをしのげるものでよい。飲み物は,渇きをしのげるものでよい。欲求は,必要なものだけを満たせばよい。」(『人生の短さについて他2篇』,セネカ,中澤務訳,光文社)

 

○必要以上に欲張らなければ,私たちはもっと簡単に自分の人生に満足することが可能になり,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送ることができるようになるのではないでしょうか。私たちは,必要以上に欲張るからこそ,いつまでたっても自分の人生に満足することができず,常に不満を抱えたまま,やがては,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのではないでしょうか。私たちが幸せになれるか否かは,私たちが持っている物の多さによって決まるのではなく,私たちが自分の欲望にブレーキを掛けられるか否かによってこそ決まるのだと思います。幸せな人生を送りたいと本気で願うのであれば,より多くの物を手に入れることにではなく,自分が持っている物だけで満足できるように自分の欲望にブレーキを掛けられるようになることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。自分の欲望にブレーキを掛けられるようになるためにも,まずは,自分の命なども含め,自分が持っている物,自分に与えられている物の豊かさに深く思いを致し,自分がそれらの物を持っていることの有り難さに心から感謝できるようになりたいものです。(4)(6)(7)関連