実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 538】

「すべてが満足するまで待っていたら,永遠に待たねばならない」,「自分の暮らしにはまだ不足があると考えている限り,幸福はやってきません。人生が満たされていると気づけば,すぐにも幸福が生まれるのです。」(『ブッダの〈今を生きる〉瞑想』,ティク・ナット・ハン,島田啓介訳,野草社)

 

○自分が持っている物だけでは満足できない人間は,たとえどれだけ多くの物を手に入れたとしても,満ち足りるということがなく,常に不満を抱えたまま,より多くの物を求め続ける結果になるのが落ちです。したがって,常に満ち足りた気持ちで,幸せな人生を送りたいと願うのであれば,必要以上に欲張ることなく,たとえそれが必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物だけで満足できるようになる必要があるのではないでしょうか。自分が持っている物の豊かさ,言い換えれば,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さ(生きているということは,よくよく考えてみれば一つの奇跡です。)に気づき,心から感謝できるようになるなら(そして,その感謝する気持ちを忘れさえしなければ),私たちはきっと自分が持っている物だけで満足できるようになり,それ以上に欲張ることが気恥ずかしくなるはずです。(1)(4)(6)(7)関連