実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 523】

「反対意見を喧嘩腰で言っても何もいいことはありません。」,「反対意見を言うにしても,やわらかい口調で言うことはできます。」(『日本人のすごい名言』,齋藤孝アスコム

 

○こちらが心を開いて友好的な態度で接すれば,相手も心を開いて友好的な態度で接してきてくれるのが普通であり,このような人間関係であれば,心を通い合わせることが可能です。しかし,逆に,こちらが心を閉ざしたまま敵対的な態度で接すれば,相手も心を閉ざしたまま敵対的な態度で接してくるのが普通であり,このような人間関係では,意味のある対話をすることさえ不可能になってしまいます。そもそも愛情に裏打ちされていない言葉は,相手の心に届きません。したがって,自分の気持ちを相手の心に届けたいと本気で願うのであれば,できる限り友好的な態度で,愛情のこもった言葉で,自分の気持ちを相手に伝えることを心がけるべきであると思います。たとえ相手に非があったとしても,正義を振りかざして不寛容に責め立てるのではなく,「罪を憎んで人を憎まず」,「正しいことを言うときは/少しひかえめにするほうがいい(吉野弘)」といった精神や態度で接してこそ,相手はその非を素直に認め,改めることが(それを契機に成長したり,更生したりすることが)できるのではないでしょうか。(17)関連