人生は,すなわち,この世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。私たちの土台を築いているのは過去の経験,さらに言えば遺伝であり,また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくはありませんが,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志があるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能であり,また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第で可能です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の力で切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!(小山大吉)

【実り多い幸せな人生に関する名言等 468】

「人のいうとおり,あるいはテレビや新聞のいうとおりの場所に,生き方に,しあわせがあると思って,それにそって生きてきたのではないか。」(『詩とことば』,荒川洋治岩波書店

 

○私たちは,社会的に成功し,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せにはなれないと教え込まれ,それを鵜呑(うの)みにしてしまっています。しかし,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せにはなれないという迷信こそが,財産などに対する執着を生じさせ,心の目を曇らせ,心の平安を乱し,ひいては,私たちを,不平不満,妬みそねみ,恨みつらみ,失意失望,自暴自棄といった心理状態に追い込み,私たちが幸せになることを難しくさせているのではないでしょうか。曇りのない眼や心の平安を取り戻し,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るためにも,そのような迷信から早く目を覚まし,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるなら,私たちは,社会的成功など収めなくても,誰もが常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるはずです。(2021年6月23日)(1)(4)(6)(7)(10)関連